夏の「黒」は素肌との関係にアプローチすれば、うまくいく

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夏に向けて、欠かせないキーワード「心地よさ」。それでキレイになれたらもっといい。重く見えがちな黒にあてはまるなら、もう手にとらない理由はない。今必要なあらゆるエッセンスを含んだ、「心地よくキレイな黒」。とりあえずではない。「だからいい」で選ぶ、価値のある夏の黒だけを。

黒は「肌でこなすもの」


隙のない色だから、肌の「隙」が生きてくる夏ならではの黒の効果的な装い方。センシュアルな黒を強く着るために潔く見せる肌、カジュアルな黒にかすかな色っぽさを補うための肌。2タイプの「夏の黒と素肌」の関係にアプローチ。

CASE 001 :
TYPE : 「センシュアルな黒」を潔く


キレイな黒をイメージどおりに着るだけではつまらない。服同様、肌もスタイリングを担う1つととらえる大胆さが、かえって強さへと導いてくれる。

そぎ落とされた2つの黒の間からデコルテをのぞかせた緻密な計算
黒リネンシャツ17,000円+税/ルージュ・ヴィフ(ルージュ・ヴィフラクレルミネ新宿店) ストラップつき黒オールインワン17,500円+税/ロク(ロク渋谷キャットストリート) ふだん1枚で着るには少し勇気のいるベアオールインワン。着くずしたシャツとの効果でイヤみのない色っぽさへと昇華。

CASE 002 :
TYPE : 「カジュアルな黒」でさりげなく


色自体にユニセックスなムードを感じるだけに、ラフな黒なら、なおさら肌を有効に生かしたい。いつもの延長でできるような「仕掛け」のある黒を。

気楽なタンクとツヤめくパンツ。気恥ずかしさを隠す黒のギミック
黒タンクトップ22,000円+税/Theory(リンク・セオリージャパン)黒サテンフリルパンツ33,000円+税/ELIN(クルーズ) 手に持ったボタニカル柄ジャケット7,990円(税込み)/ZARA(ザラ・ジャパン) チョーカー3,500円+税/ルージュ・ヴィフ(ルージュ・ヴィフラクレルミネ新宿店) フラットシューズ29,000円+税/miista(ジャック・オブ・オール・トレーズプレスルーム)

sensual black
CASE 001 :「はかない黒に必要な強さ=肌で補う」


なめらかな質感やゆれ感。あえて繊細さを打ち消すように、思いきった肌見せを。黒の強さとも調和し、新しい「キレイ」の可能性が広がる。

POINT CHECK LIST
□アクセで飾らずとも、シンプルなのに華やぐ黒
□女っぽさへと直結するシルエットや素材も重要

V-NECK SHIRT
ゆるくて長い黒の空気を変えるデコルテの妙

黒スクエアオーバーシャツ 23,000円+税/カオス(カオス新宿)グリーンワイドパンツ 13,000円+税/AKTEピアス 9,000円+税/SOKO(TOMORROWLAND)風通しのいいスクエアのアームラインと、流れるようなドレープが優雅なBIGシャツを気だるくハーフIN。前後で着られる2WAYタイプなので、「背中で肌見せ」も可能。

SLEEVELESS DRESS
ボリューム感だけでもさまになるサマードレス

黒ギャザードレス 33,000円+税/ELIN(クルーズ)バングル〈左手〉33,000円+税/セシル・エ・ジャンヌ ブレスレット〈右手〉9,500円+税/フィリップオーディベール(ルージュ・ヴィフラクレルミネ新宿店) 実はスポーティなジャージー素材。風をはらむとキレイに広がるエレガントな見た目に加えて、着心地はラフな、願ったりかなったりな黒。

SEE-THROUGH BLOUSE
肌の上でゆれるリボンが、目にとまる後ろ姿を演出

黒シアードットバックオープンブラウス 40,000円+税/エキップモン(サザビーリーグ) ベージュリネンライクプリーツスカート 36,000円+税/ENFOLD それだけでも十分フェミニンなシアードットブラウス。ためらいなく「見せる背中」が美しい強さに直結する。