それどこの? オシャレな人に聞いた「稼働率の高いシューズ」 本当に使える「週4バッグ」

冬のスタイリングを支えるブーツこそ、確実に使える1足を見極めたい。満足感を得られる黒から出番の多いひとクセデザインまで、プロやファッション賢者たちの意見を参考にベストなブーツを精査。



(CONTENTS)
このブーツの「ここが好き」
スタイリストが「履き続けてきた」スニーカー
それどこの? 「バッグの中でも本当に使える」週4バッグ
オシャレな人たちが「いちばん使っている」バッグは?
なぜそれを? スタイリスト6人よく履くブーツ



1
このブーツの「ここが好き」

オシャレな人たちがよく履いている、お気に入りのブーツをスタイリングとともに拝見。選びのポイントや、実際にはいているからこそわかる魅力も見えてくる。



後ろ姿まで行き届いた黒

田村美奈さん/ファッションPR @03._mm

服がシンプルなぶん、目に留まるのは少しデザインの効いたもの。sergio rossiのブーツはバックについたリングが後ろ姿のアクセントに。身長が高くないほうなので、細身のシルエットなのも合わせやすいポイントです。



2色のサイドゴアを使い分け

玉木歩乃花さん/スタイリスト @h_nooo0418

カジュアルなスタイルが多いので、サイドゴアが重宝。スエットパンツを合わせたこの日のように、引き締めたいときは黒。スカートやワンピースなど、重くしすぎたくないときにはカーキではき分けています。



洗練されたメンズっぽさ

メイさん/美容師 @may_______25

ボーイッシュなスタイリングと相性のよい、黒のレースアップブーツ。ルーズな装いのときも、どこかに女っぽさのある華奢さやスタイリッシュさは足したいので、無骨な見た目ながらシャープなつま先が気に入っています。



ショートヘアにヒールが好バランス

Natsumiさん/Life’s代官山店スタッフ @natsumi1001_

ヘアでメンズっぽくなりすぎないようヒールが必須。〈右〉ぽてっとした形に惹かれて。7.5cmの高ヒールだけど歩きやすく、黒に次いで2足目です。〈左〉今年は合わせやすさ重視でシンプルなものを購入。



ブーツ選びはスタイルアップ重視

05.中谷勇歩さん/マッシュスタイルラボ 営業本部 SNS課 @yuho__nakatani

とにかく脚をキレイに見せたいので、丈やソールの厚みを吟味。〈右〉ほどよいワイドさで脚がスリムに。〈左〉厚底で盛れるのに、靴下のようにストレスのないニットブーツは、気づけば5足も集めていました。



モードを引き寄せるこの2足

波田桜子さん/CITYSHOPスタッフ @_sakurako.h

〈右〉太ももまであるロングブーツ。眠っていたひざ丈ボトムを新鮮なバランスに生まれ変わらせてくれました。 〈左〉どんなスタイリングもまとめてくれて使いやすいダークブラウン。長く大切にしたい1足です。



プチプラ派だけどたまには奮発

さくらさん/会社員 @sakura.031358

仕事用としてZARAなど手ごろな価格でトレンドのものを購入し、はき潰して買いかえが基本の中、2年前の誕生日に奮発したこのブーツ。キレイめな服によく合い、手入れが簡単なエコ素材で、ずっとはき続けています。




2
スタイリストが「履き続けてきた」スニーカー

動きまわる仕事ゆえに、スニーカーの稼働率が高いGISELeのスタイリストたちに、最近の足元事情を取材。変わらず好きな形、今したい合わせ方など、プロの視点が失敗しない選びのカギに。




パンプス感覚で使える細身のデザイン

デニムやハーフパンツなどカジュアルなボトムをはくときほどスニーカー合わせに悩むことが多い。なので、ポインテッドトゥパンプス感覚でキレイめにはける、「THE ROW」の先が細い形は唯一無二の存在。白は何色のバッグでも合うので、コーディネートがしやすいです。


(渡邉恵子さん/品がいいのに親しみやすいスタイリングで人気。着心地と実用性を兼ねた着回しのきく服選びのセンスにも定評)




ソールは厚くボリュームのあるタイプを

NIKEの「エア ジョーダン 6」のゴアテックス仕様のモデルが今お気に入り。とくにキャミワンピースなどヌーディな服と足元のボリュームの対比をバランスよく楽しめる1足です」


(スタイリスト・岩田槙子さん/シンプルな中にどこかモードな雰囲気をまとったスタイリングに定評あり。身長150cm弱で服や小物選びの際はスタイルバランスを最重視)




スニーカーは「ボリュームのない形」が好み

「このComme des Garçonsの白スニーカーはムダなデザインがなく、いい意味で本当に普通。ずっと飽きもこない毎年、毎シーズン履き続けている最も頼れる1足です。フルレングスのボトムからのぞく程度の、「主役にならない」バランスが好きなので、基本ソールが薄いローテクばかり。なかでもマニッシュな雰囲気ではける、白か黒が気分。レトロなワンピースなど服と靴のテンションをズラして着たいです。


(スタイリスト・樋口かほりさん/毎号表紙も担当するGISELeの看板スタイリスト。大人に似合うカジュアルをモットーに、リアリティのあるアイテム選びの提案と肩の力を抜いて着られる、シンプルカジュアルなスタイリングは毎号多くの反響が)




「モノトーンは1足必須。アディダス オリジナルズのサッカーシューズのようなデザインの1足は、黒にも白ボトムにもぴったり似合う。白のラインもアクセントに」(樋口さん)




「昔からずっとスタイリングでも使っているスニーカー。メンズ寄りのデザインと、モノトーンでシンプルなデザインがお気に入り」(樋口さん)




黒ボトムに合う前提のモノトーン

「スマートなパンツラインをじゃましない、細身のローテク系を集めがち。汚れてもさまになるVANSや、ブーツの延長ではけるALLレザーのAsahiは、カジュアルなボトムと合わせてもエッジが効くため、辛口好きとしては欠かせない」


(スタイリスト・船戸 唯さん/カジュアルなのに品よく、キレイめなのに親しみやすいスタイリングに定評。私服はストレスフリーに過ごせる、ゆったりとしたシルエットが好み)




3
それどこの? 「バッグの中でも本当に使える」週4バッグ

日々、多くの服や小物に触れるGISELeスタイリストたちの審美眼にかなったものは? 自分的ルールに基づいた選びのポイントや愛用の理由を聞き込み。




【スタイリスト・渡邉恵子さん】

フィッシングバッグ 63,800円(編集部調べ)/ブレディ バニティバッグ 17,380円/メイ トゥエルブ

【SELECT RULE】
□「兼用できるサイズ・見た目」 □「長く愛せるプライスレスなもの」


「バッグには、使えるシーンや役割を2つ以上持つオールマイティさを重視。オフィスにもプライベートにも兼用できるバッグをずっと探していました。Bradyのフィッシングバッグ「ARIEL TROUT」は、レトロな見た目で、メンズっぽいものを女性が持っているというギャップもまた可愛い!


メイ トゥエルブのバニティバッグはリースに行ったときにひとめボレして購入。浅いデニムとキャメルのレザーの色合いがまさに直球。メイク道具入れ兼ミニバッグとして使っています。」(渡邉さん)




【スタイリスト・塚田綾子さん】

【SELECT RULE】
□「コンパクトに持てるミニ志向」 □「ファスナーなし、あっても閉めない」

「基本的には小さめ、かつファスナーがないものが好き。ふだんは、リップとお財布、カードくらいしか持ち歩かないのでLASTFRAMEのようなものにポイポイ詰めて持ち歩いています。毎年、配色が変わるマルチカラーなのが集めたくなる理由。伸縮性があるので、エコバッグとしても使っています。


VASICのバッグは、肩にかけたときに脇にぴったりおさまり、PCを入れても下に重心がいかず使い勝手がいいので仕事の日に重宝しています」(スタイリスト・塚田綾子さん)




スタイリスト・樋口かほりさん

SELECT RULE】
□何にでも合う黒か白 □メインもサブも担うトートを併用

「バッグは、どんな服にも合う「黒か白」の少数精鋭。どんなスタイルにもどちらかが必ずハマるのでよく似たフォルムで2色をそろえることも。ミニマルなデザインで、ビーサンを合わせたラフな服にもきちんと感が出て振り幅が広い。仕事の日は、いろいろな古着や雑貨屋さんで調達して集めたトートと併用して使っていて、コーディネートルームからのちょっとくらいの外出なら、目的に合わせてどちらかだけを持って出かけたりしています」(スタイリスト・樋口かほりさん)


吉田カバンとのコラボレーションにより生まれた名作、通称「青山バッグ」はコムデギャルソンの青山店でしか購入できないアイテム。職人がひとつずつ丁寧に生産するため、量産品にはない独特の味わいがでてくる名作。




【スタイリスト・岩田槙子さん】

(左)54,800円 (右)60,830円(ともに編集部調べ)/ヘリュー

【SELECT RULE】
□「好きなブランドを毎シーズン」 □「見た目で映えるデザイン性」


「愛してやまないHEREUは、ほかにない革のやわらかさや、絶妙なカラーが刺さって毎シーズン2〜3個ずつ追加しています。右のMoltaは、結び目のある持ち手と形の美しさが気に入り購入。


左のSiniaは、久しぶりにななめがけの気分だったのでトラッドにもカジュアルにも振れるデザインと、ちょっとした小物などを入れる内ポケットのある機能面に惹かれました。黒ベースの私のワードローブに相性がよくて出番が多い2つです」(岩田さん)




【スタイリスト・出口奈津子さん】

【SELECT RULE】
□「とことん使い込んで味を出す」 □「肩こりしない小さめ&軽め」

「職業柄、重い荷物を持つことが多いのでバッグはミニでライトなものを愛用しています。シンプルなのにふつうじゃない見た目が好きで、ずっと偏愛しているAeta。このミニボストンは使い込むうちにシボ感がどんどん濃くなり、くたっとしてきました。


手帳と財布を入れてちょうどぴったりになるサイズ感で、プライベートな日にも出番多め。ミニマムだからいつものカジュアルな服にも浮かずにラフなスタイルの洗練度を高めてくれます」(スタイリスト・出口奈津子さん)