Tシャツ好きのスタイリストが試着して選んだ「最高の白T」

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スタッフ総出で選んだ「最高の白T」

なかなか理想の1 枚に出会えない。そんな「白T迷子」に終止符を打つべく、スタッフ総出のドラフト会議を敢行。選考基準は、見た目の無個性さを裏切るほどの「最高の才能」があるかどうか。厳しい試着レポートをへて導き出された指名買いリストを公開。


(W)スタイリスト・渡邉恵子さん
これまで手がけてきた白T企画は数知れず。「買ったあと」のことまで考えられた選びには共感の声多数。最近はもっぱらゆったりめな形が好みだそう。


編集(K)
5年以上にわたりTシャツ企画を担当。培ってきた審美眼を頼りに、体型カバーしつつも大人が着やすい、女性らしさと品を持ち合わせたものをジャッジ。


編集(T)
ファッション好きな新人編集。これまではワイドパンツ+タイトな形が好みだったところ、今年はゆったりどうしのTシャツスタイルにも挑戦したいそう。



着るだけで- 3kg?

「補正力に優れたハリ感リブ」

Tリブってボディラインが強調されそうで個人的には怖いイメージがあって。生地がやわらかいと肉感も変に目立ってきちゃいますよね。

Wこのスローンは、ハリがあって変な伸び方をしないですよ。だから着てみると、気になっている膨張は感じにくいはず。むしろ細く見える。

K今着てみたんですけど、私は肩幅がしっかりあって上半身に厚みがあるタイプなんですが、いつもよりすっきりしてる気が。

W首もつまっているからきちんと感があるし、リブのおかげでスラックスに合わせてもビジネスっぽくなりすぎないと思います。ジャケットと
も相性抜群。

Kそでが少し長くて、二の腕もカバーしてくれるのが地味にありがたい。

Wそう! 上品に、でも隠すところは隠して着やすく仕上げてくれているのがこのTシャツの強み。リブに苦手意識がある人こそ、一度試してみてほしいです。

白クルーネックリブTシャツ 13,200円/SLOANE(ザ ショップ スローン新静岡セノバ店) 首元から始まる端正なリブが、上半身をシャープに補正。細身&半そでよりやや長いそでで知性を上乗せ。




「ほぼブラウス」

「オールシーズン着られるロンT」

K「 半そでは苦手」という声を読者の方からいただくことも多くて。

T 日焼けが気になり、腕を出したくない人もいますよね。でもふつうの長そでだと暑い。シアーなら風通しもいいし、そんな悩みも解決。

K しかもここ、サムホールついているんですね。手元までおおえるし、洒落て見えるし、こういうのは秋冬のニットのインナーとしても使えて便利。

W 素材感が目立ってくるので、しっとりとしたものなど、風合いを気にして選ぶようにしています。あとは「肌!」となりすぎるのは抵抗があるため、シルエットがほどよくぼかせるひかえめなものを。透けているものこそ、長そでで選んだほうが大人っぽく着られると思います。

T 透けを選ぶときのポイントってありますか?

T 白Tはどうしてもインナーの透けが気になるのですが、中途半端に見えてしまうくらいなら、あえて最初から透けるものを選ぶというのも手ですね。

オフ白シースルーサムホールトップス 8,690円/AKTE インナー/スタイリスト私物 肌に吸いつくようなしなやかでソフトな肌ざわりの秘密は、わずかに含ませたウールのおかげ。リッチな風合いに。




「とりこになる質感」

「透けない・疲れない・ぼやけない」

T めっちゃ気持ちいいですね、これ!

W でしょ? 私も個人的に好きな1着で、ガーゼっぽい生地を二重にして作られているから、肌着みたいなやさしさがある。

K しかもこれ、けっこうしっかりした厚みがあるんですよね。だからこんなに軽い着心地なのに全然透けないのがびっくり。

W ピタッとしたシルエットなのに着ていてストレスがないのが不思議。締めつけ感がないのに、シルエットはちゃんとキレイに出る。スタイリストにもファンが多くてこの時期のリースは争奪戦。

T 汗をかいても、さらっとしてそうです。夏って、素材のよさだけでなくそういう機能性もしっかり欲しいですよね。

W 糸にこだわっているというだけあって、このやわらかさと厚みのバランスはほかにはない。しかもこの値段で、っていうのがまたすごい。色違いでそろえたくなっちゃいます。

白サークルネックTシャツ 4,950円/Sea Room lynn(シールームリン神宮前店) 内と外で織り方を変えたコットン生地を張り合わせ、ふんわりとした風合いに。タグレスデザインで敏感肌にもオススメ。




「心地いい第二の肌」

「コンパクトなのにストレスフリー」

K私が毎年買い足しているのがプチバトー。「ぴったりしていて、でもボディスーツとかではないやわらかな質感で……」みたいなものを探していたとき、本当にたくさん試着した中でこれだ!ってなって。

W 赤ちゃん服も展開しているから、素材にこだわっていますよね。イヤな締めつけがないのがいい。パリのブランドだから形にも立体感があってすごくキレイです。

T ジェーン・バーキンが着ていそう!

W パリの人って、だぼっとした形で体を隠すというより、ジャストサイズでシルエットを美しくっていう考え方の人が多いから。これ、私も持っていますが、縫製がちゃんとしていて、ガシガシ洗っても全然へたれない。丈が少し長くて、しゃがんだときに背中が見えにくくなっているのもうれしいですね!


K そで口も腕にフィットするようになっているんですよ。こうやってほかと見比べてみても、やっぱりキレイですね。

白クルーネックTシャツ 4,950円/プチバトー(プチバトー・カスタマーセンター) オーガニックコットンをリブ編みして作られた抜群の心地よさ。XXS~Lまでの5サイズ展開で自分に似合うサイズが選べる。




「インナーに見えないVネック」

「女らしさをちょうどよく引き出す」

T Vネックってそれだけでシャープに見せてくれるからいいなとは思っているんですけど、開きすぎているとちょっと不安になるし、浅いと結局クルーネックと変わらないし。なかなか「正解」が難しい。


W 生地が薄いとメンズの肌着感が出てしまって、かといって厚みがあっても女性らしさが遠のいてしまい、そのバランスも悩むポイントなのかも。


T でもこのエトレトウキョウのアイテムは、すごくステキだなと思いました。開きすぎず、つまりすぎず。鎖骨がキレイに見える感じで。


K 首元が切りっぱなしになっていてデザイン感があるから、薄手のVネックでもきちんとTシャツとして主役づかいできる!


T 女っぽさがありながらちゃんとTシャツならではの抜け感も出せそうだと思いました。


W そでを少しまくってもいいし、丈はそこまで長くないのでアウトして着てもいい。着こなしの幅が広いのもうれしいですね。

白VネックミニマルTシャツ 9,900円/エトレトウキョウ 首元だけでなくそでやすそもカットオフ仕様に。背面にはセンターシームをあしらって、着用時や洗濯によるヨレやダメージを軽減。




「オーバーサイズの最適解」

「大人に似合うゆるさのベストアンサー」

K白Tをゆるく着たいとき、ただ大きいだけだとだらしなく見えちゃう問題、ありませんか? メンズを選ぶこともあるんですけど、なんかしっくりこなくて。W わかります。メンズのゆるさって、そもそも女性の体型に合わせて設計されてないから、肩が変な位置で落ちたり、そで口がもたついたりしちゃう。


T 私は上半身が薄く、オーバーサイズは貧相に見えそうで苦手意識があって。でもこのHER.は着たときに「あ、ちゃんとしてる」って思えたんです。サイズが合っていないゆるさではなく、ちゃんとこなれて見える。


W 肩がしっかり落ちているのと、首元の切りかえがひかえめなのが大きいと思います。細くて上品だからラフになりすぎない。


K だから前だけインしてもバランスがとれるんですね。お尻もちょうどよく隠れるし。ウィメンズのためのゆるさっていう感じ。


あと、真っ白じゃないこのくすんだ色みも好き。気張っている感じがしなくていいです。

オフ白オーバーコットンTシャツ 15,400円/HER. フェード加工を施したくたっと質感が、大人の余裕を演出。日本製ならではの緻密な仕立てにより、オーバーサイズながらもルーズに転ばないのが長所。