毎日のように新しい服を手にするスタイリストという職業。そんなファッションのプロはどこを見てどう選ぶ? 小物はベーシックな服に合う「ベーシックすぎない」モノを選ぶという、人気スタイリストの樋口かほりさんに選びのポイントを取材。 (※クレジット表記のないものはご本人の私物)
【スタイリスト・樋口かほりさん】
毎号表紙も担当するGISELeスタイリスト。大人に似合うカジュアルをモットーに、リアリティのあるアイテム選びの提案と肩の力を抜いて着られる、シンプルカジュアルなスタイリングは毎号多くの反響が。
「美脚パンツに合う赤ブーツ」
赤ショートブーツ/オデット エ オディール(オデット エ オディール 新宿店) 「細身のウールなど、キレイめのパンツに合わせても強く見えない、つま先が丸い赤ブーツは意外と使えます。赤でも落ち着いて見える、ややブラウンがかったような色味とマットな質感」(樋口さん)
欠点のない白・黒バッグ
「バッグは、どんな服にも合う「黒か白」の少数精鋭。どんなスタイルにもどちらかが必ずハマるのでよく似たフォルムで2色をそろえることも。ミニマルなデザインで、ビーサンを合わせたラフな服にもきちんと感が出て振り幅が広い。仕事の日は、いろいろな古着や雑貨屋さんで調達して集めたトートと併用して使っていて、コーディネートルームからのちょっとくらいの外出なら、目的に合わせてどちらかだけを持って出かけたりしています」(樋口さん)
吉田カバンとのコラボレーションにより生まれた名作、通称「青山バッグ」はコムデギャルソンの青山店でしか購入できないアイテム。職人がひとつずつ丁寧に生産するため、量産品にはない独特の味わいがでてくる名作。
ジュエリーがわりのサテン素材
ピンクサテンキャップ/IRIS47(フーブス) 「奥ゆかしい輝きのサテン素材。いつもならキャップは、メイクはナチュラルで耳にピアスをつけるバランスが好きなのですが、これはジュエリーレスでかぶりたい」(樋口さん)
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