森永製菓株式会社
森永製菓株式会社(東京都港区芝浦、代表取締役社長 COO・森 信也)は、公益財団法人山田進太郎D&I財団が推進する中高生女子向けSTEM※1領域のツアー型体験プログラム「Girls Meet STEM※2」に初参画し、7月22日(水)に森永製菓R&Dセンターにおいて「オリジナルinゼリー開発ラボ体験 アイデアをカタチへ!」を実施しました。
中学1年生から高校3年生までの女子生徒25名が参加し、食品の研究開発プロセスの体験や研究所見学、女性研究員との交流の機会を通じて、STEM分野での学びや仕事を具体的にイメージする機会となりました。
※1 STEMとは「科学:Science」「技術:Technology」「工学:Engineering」「数学:Mathematics」の頭文字
※2 「Girls Meet STEM」は、公益財団法人山田進太郎D&I財団が実施する、中高生女子がSTEM領域の企業や大学を訪問し、女性社員・研究者・学生との対話や体験を通じて将来の進路の可能性を広げるツアー型プログラムです。
「Girls Meet STEM」公式ウェブサイト:https://gms.shinfdn.org/

■参画の背景・目的
当社は、ダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)の推進を経営戦略の中心に位置づけ、「一人ひとりの個を活かす」というD&I
ポリシーのもと、その実現に取り組んでいます。その一環として展開する「Gempower PROGRAM」では、ジェンダー平等の実現に向け、性別にかかわらず誰もが自分らしく目標を描き、挑戦し続けられる組織風土の醸成を進めています。また、多様なお客様に新たな価値を提供し続けるためには、多様な人材が活躍できる環境づくりに加え、次世代の可能性を広げる取組も重要であると考えています。そのため、情報発信や次世代育成、多様なステークホルダーとの連携を通じて、ジェンダーに起因する課題への理解促進や選択肢を広げる機会づくりに取り組んでいます。
こうした背景のもと、ジェンダーギャップ改善に向けた具体策として「Girls Meet STEM」に参画しました。当社ならではの研究開発の現場や社員との交流を通じて、次世代を担う中高生女子が、STEM分野での学びやキャリアを身近に感じ、自らの可能性を広げながら主体的に進路を選択できるきっかけを提供しました。
■開催概要
1.ツアー名:オリジナルinゼリー開発ラボ体験 アイデアをカタチへ!
2.日時・場所:7月22日(水)12:00~17:00、 森永製菓R&Dセンター(神奈川県横浜市鶴見区)
3.参加者:中学1年~高校3年までの女子生徒 25名
■プログラム内容
1.オープニング 会社説明とR&Dセンター紹介
イベントは、会社紹介とR&Dセンターの紹介からスタートしました。研究員が自身の仕事内容や入社のきっかけなどを交えながら自己紹介を行い、森永製菓の事業やR&Dセンターの役割、研究開発の仕事について紹介しました。また、自社商品に関する開発秘話もご紹介しながら、普段何気なく手に取っている商品の背景に研究開発があることを楽しく学んでいただきました。和やかな雰囲気の中でイベントがスタートしました。

2. オリジナルinゼリー開発ラボ体験:商品コンセプトを配合に落とし込む
参加者はターゲットを、自身も含むZ世代に絞ってチームごとにコンセプトを考え、inゼリーの配合を検討し試作に挑戦しました。用意された数種類のフレーバーや糖類から、想定されるシーンに合うものを選び風味設計を行いました。チームの中で味のバランスについて意見を出し合いながら試行錯誤し、完成した試作品を実際に試食しました。想定していた品質と実際の品質を比較し、他チームともそれぞれの試作品を互いに評価し合いながら、食品の研究開発の面白さや奥深さを体感しました。実際の開発プロセスを体験することで、身近な食品がどのように生まれるのかを学びました。


3. 森永製菓R&Dセンター(研究所)見学ツアー:研究現場の“リアル”に触れる
2022年に開設された研究開発拠点R&Dセンターを見学。普段は立ち入ることのできない研究設備や、実際の商品開発の現場を巡りながら、商品が市場に出るまでの流れについて、研究員の解説を交えて学びました。また、ハイチュウなどの自社商品をテーマにデザインされたカラフルな試作室やミーティングエリア、集中ブース、オープンキッチン、カフェスペースなど、多彩なワークスペースも見学し、研究員がいきいきと働く様子に触れていただきました。さらに研究開発の歴史を振り返るヒストリーツリーの前では、なじみのある歴代商品のパッケージを前に、参加者同士で会話が弾む様子も見られました。


4. 女性研究員との座談会
STEM分野出身の女性研究員との少人数形式の座談会を実施しました。
進路選択のきっかけや大学での学び、仕事のやりがいなどについて、研究員が自身の経験を交えながら、語りました。
参加者からは「理系を選んでよかったことは?」「学生時代はどんなことに取り組んでいましたか?」「苦手な科目はどのように克服しましたか?」といった質問が寄せられ、キャリアに限らず日々の学び方やモチベーションの保ち方まで幅広い対話が行われました。終始活発な意見交換が続き、参加者にとって将来の進路を具体的にイメージする機会となりました。

●参加者の声
・将来は食品開発の仕事に就きたいと思い、参考になればと参加しました。実際に体験してみると大変だと感じる場面もありましたが、達成感がとても大きかったです。
・inゼリーを作る体験ができてすごく楽しかったです。私の作ったinゼリーは少し酸っぱくなってしまいましたが、開発者の方が何回も工夫されているんだなって伝わって、貴重な経験でした。これからの文理選択もこの経験を踏まえて考えたいです。
●研究員の声
・今回の仕事体験を通じて、学生の皆さんには食品メーカーの開発業務における味づくりの楽しさを体験していただけたと思います。それだけではなく、チームで試作した味や、皆さんがイメージしている目標の味を言葉で表現することの意外な難しさも実感してもらえたのではないかと感じています。また、ものづくりでは、「自分の好きな味」を追求するだけではなく、お客さまや商品コンセプトに沿って開発を進めるという視点も大切です。そのことも、今回の体験を通じて感じていただけていたら嬉しく思います。私自身にとっても、改めて開発の原点を振り返る貴重な機会となりました。
(第二商品開発センター 泉 佳菜)
・改めて製菓メーカーでの研究開発の楽しさや難しさに気づく機会になりました。私自身、就職活動の頃に「自分が何をしたいのか」が分からず悩むことがあったので、学生時代に研究開発職のリアルを知ることができる今回のような機会は、とても意義があると感じています。私も最終的に自分の「好き・楽しい」を見つけ仕事にできたことで充実した日々を送っています。今回、参加された皆さんにとっても、「自分が何をしたいのか」に気づき、将来の選択肢を広げるきっかけとなっていれば嬉しいです。(未来価値創造センター 水野有沙)
●ダイバーシティ推進室 担当者コメント
本取り組みでは、商品コンセプトの検討から試作・評価まで、当社の実際の研究開発プロセスを体験していただきました。自らのアイデアが実際の“カタチ”になっていく過程を通じて、食品開発の面白さや研究開発の仕事の魅力を感じていただけたのではないかと考えています。また、当社の研究開発や製造現場では、多くの女性従業員が研究者や技術者として活躍しています。今回、参加者の皆さんにそうした姿を実際に見ていただけたことが、STEM分野や将来のキャリアをより身近に感じ、自分らしい進路を考えるきっかけになっていれば嬉しく思います。また、このような体験が、一人でも多くの中高生にとって「自分も挑戦してみたい」と一歩踏み出す後押しとなり、将来STEM分野で活躍する次世代の担い手が増えていくことを願っています。
ジェンダーギャップの解消は、一企業の取り組みだけで完結するものではありません。一方で、今回のような次世代との接点づくりを積み重ねていくことが、未来につながる小さな一歩になると考えています。
当社は今後も、このような取り組みを継続し、全ての人が性別にかかわらず、自分らしい挑戦や生き方を選択できる社会づくりに貢献してまいります。
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