「スタイル重視のシンプル服」 小柄スタイリストならではの「ただ着回せるだけじゃない」選び方【3選】

毎日のように新しい服を手にするスタイリストという職業。そんなファッションのプロは服のどこを見てどう選ぶのか?季節の始まりにありがちな買い物の一助になりうる視点をクローズアップ。裏付けとなるスタイリング提案もお見のがしなく。


【スタイリスト・岩田槙子さん】

シンプルな中にどこかモードな雰囲気をまとったスタイリングに定評あり。身長150cm弱で服選びの際はスタイルバランスを最重視。今季気になっているのは発色のいいブルーや遊び心のあるミニバッグとのこと。

「スタイルいいまま」シンプル以上へ

「スタイルをよく見せることが大前提。なのでボトムは妥協のない少数精鋭、厳選された美形ボトムの安定感がカギ。人の目線は上にあるから、ボトムよりもトップスにバリエーションがあるほうが、印象の変化を残せる結果に」(岩田さん)


【岩田さんの選んだ着回しアイテム一覧】
≫ 【8選】小柄なスタイリストに聞くボトム選び 「合わせるトップスにも幅が出る」ルール



01_「ジレはトップスのように解釈」


ロングベストの人気が継続中。さりげなくとり入れたいなら、トーンを近づけたボトムとのグラデーションで目立たせないのが有効。

夏から流行しているものは、色と素材を秋に振り切ればまた向き合う気分が変わります。ジレもその1つ。こっくりとしたベージュのウールで、色・素材ともに季節感を強調したら、ボトムは似た色みであえてジレの存在感をセーブ。その配色によって、ジレがただの流行におさまらず、ワンピースのようなトップスのような「パンツありき」のものとしてなじむはずです。

さらにシアーな白タートル、フロントを開けて生まれる直線美によって、重ね着するときほど軽く見せる工夫が必要。バッグはスタイリングから茶系を拾い、靴はバッグから黒を拾う。小さなカラーリンクで仕上げを。

白タートルネックニット 16,500円/プラージュ(プラージュ 代官山店) ベージュウールジレ 97,900円/SACRA(インターリブ) ベージュトラウザー(11月下旬発売予定) 23,100円/TODAYFUL(Life’s 代官山店) ブラウン巾着バッグ 61,600円/HEREU(LE PHIL NEWoMan 新宿店) 黒ブーツ 74,800円/LAURENCE(ザ・グランドインク) ゴールドリングネックレス 53,900円/GABRIELA ARTIGAS(LE PHIL NEWoMan 新宿店) ゴールドバングル 50,600円/イレーヴ


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