【PART2】
参考にしたい「プロの視点」
ベストな1枚を求めてアンテナを張っているGISELeスタイリストに、今季のTシャツ選びで注目すべきポイントを取材。固定観念にとらわれないサイズ感や色選びに着目し、Tシャツの新しい選択肢を追求。（※価格のないものはすべて私物です）
①VINTAGE MOOD
【新品なのに味がある】
A. Upcycle
ともに 4,290円／Upcycle（メイデン・カンパニー）
B. ORIGINAL COLOR
1,980円／サンタモニカ 表参道店
C. FADED BLACK
渡邉さん：ごくシンプルなTシャツでさまになる秘訣は、着込んだような風合いとニュアンスのある色にあり。リサイクルTをそろえるブランド・Upcycle（A）。ざらっとした風合いに甘くないピンクや白の発色と、どこをとっても絶妙なこなれ感。
出口さん：見慣れた色でもあせていたりくすんでいたり、ちょっとしたニュアンスがあるだけで感度が上がりますよね。古着屋・サンタモニカで扱うヘインズのTシャツは、アメリカで買いつけた新品の白Tをオリジナルの染料で後染めしているのだそう。ふつうのTシャツにはないBの味のあるカラーは、ヴィンテージショップならではだと思います。
樋口さん：ロゴTは地の色とロゴの色とのコントラストがはっきりしていないほうが、大人っぽく着られると思っていて。黒のロゴTを選ぶときは、ヴィンテージライクなスミ黒を選ぶようにしています（C）。