多くの服に触れ続けてきたスタイリスト自身が選りすぐった、自分のための愛すべき定番。毎日一緒のもの、ときどき・ずっと使い続けているアイテム。本誌でも大人気のスタイリスト・樋口かほりさんの私物を公開してもらいました。
※クレジット表記のないものは、すべて樋口さん私物です。
「アクセのワードローブ」を用意する
A. ベースとなる1軍
B. 気分によって加えるインパクト
Aは私にとって服も季節もシーンも問わないTHEスタンダード。これをベースにBIGモチーフなど主張が強めのBを気分によってプラスしたり差しかえたりして手元をコーディネートしています。テンションの異なるたくさんのアクセから決めるより、こうすることで出かける前の「アクセ選び」の時間も省けます。
「似た形で、違うサイズ」
「シンプルなのに地味じゃない」からフープピアスが好き。冬は重みのある太めかつ小さめ、夏は軽さを足せる細めかつ大きめと、季節によって使用頻度が変わります。
「買いかえる前に」
左は「Brift H」という靴磨き店のレザーケアグッズ。もうはけないとあきらめる前に試してほしい。右は「浅草アートブラシ」の毛玉取りブラシ。感動するぐらい取れる!
「小さな気分転換」
撮影時はシンプルな黒い服が多くなりがち。アクセもじゃまになるので、ヘアゴムで気分を変えています。ネオンイエローは黒以外に、意外とベージュの服とも好相性。
「ラルフの中で二択」
よくはくパンツ丈とローファーから、ワンポイントが絶妙にのぞくという理由で愛用。定番のネイビーと、よりさりげないゴールドベージュのモチーフ別にまとめ買い。
「ヘアスタイルが決まらない日に」
セリーヌで購入。黒は強いかな?と思ってネイビーに。ヘアが適当なときや服がごくシンプルな日もこれ1つでもつ。バッグに入れておくとなんとなく落ち着きます。
「24時間つけっぱなし」
購入して以来、肌身離さず愛用。Tシャツなど、なんてことない装いのときにのぞくだけで大人に見える。そういう意味ではネイルのような存在。
「パンプスとスニーカーの間」
グッチでローファーのよさを知り、新たにエルメスを買った流れ。よくはく「太すぎず細すぎないパンツ」とのバランスがいいのも愛用の理由。