各ビジュアルにユーモアに富んだタイトルが添えられています
社会に対する主張としてディーゼルはこれまでにも広告を通じて、時代思潮を背景に独自の解釈を投げかけてきました。デジタルカルチャーが浸透し、誰もが直接現実を理解し、情報を読み取ることができる現代において、ユーモアは人々にシェアされて他者とつながる手段となっています。ディーゼルは修正された画像や大げさな広告のコピーがまかり通る世界に、従来の広告のフォームを使い、ありのままの事柄を率直に伝えています。そこには消費者に敬意を表し、直接つながりたいという思いが込められているのです。2015年秋冬広告キャンペーンは常識にとらわれず自由な発想を大切するブランドの先駆者的スピリットの延長。ユーモアをもってありのままをストレートに伝える表現こそ、ディーゼルが試みる新しい手段なのです。
撮影はリチャード・バーブリッジ、スタイリングはニコラ・フォルミケッティ、クリエイティブエージェンシーはスプリング・スタジオズ。