「ベーシックだけど特別だから」スタイリストたちが買った「いちばんいい黒」名品



4.
「この1つで」白も黒も

それ自体に白と黒に含ませたバイカラーのアイテムを選ぶと、それ自体はベーシックなものでもスタイリングのいいアクセントとして作用。単色よりも奥行きが出るうえ、無難でも悪目立ちもしない実力十分のラインアップ。




「黒ライン」でクラシック感を助長

金ボタンカーディガン 9,990円/MANGO ツイードほどかしこまらない、パイルライクなふんわりニット。少量の黒が入ると、白も締まった印象に。Tシャツに重ねるだけで高貴な雰囲気に近づける。




スポーティに変わる「サイドの白」

ラインスカート 26,400円/ダブルスタンダードクロージング(フィルム) 太さ違いのラインでモダンな印象へ。マキシ丈ながら、後ろにはスリット入り&薄手で足さばきがよく軽やか。




無骨さを和らげる「白の縁どり」

パイピングショートタンクトップ 12,000円/TW コンパクトなショート丈のアメスリタンク。黒だとメンズライクにもなるところ、白が入ることで女性らしさもあり。背中は丸くカットされていてヘルシー。




気分に合わせて「分量を調整」

ロンT(2枚セット) 16,500円/CaRouseLamBRa(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) それぞれ単品でも使える無地の白と、白黒ボーダーがセット。ボーダーが下だと、もう少しシックに。




開放感が落ち着く「黒ベース」

シルクプリントパンツ 48,400円/マニプリ 上質でなめらかなシルクに描かれた繊細なタッチで、リゾート柄を大人化。ウエストがゴムの太めストレートパンツではき心地はイージー。




「黒が入ると」甘さひかえめに

ストラップシューズ 77,000円/レペット(ルック ブティック事業部) フェミニンな白レザーのメリージェーン。黒部分はパテントで、質感にも差をつけたことで、白ソックスを合わせたときもキリッと。




よく見ると「小さなドット柄」

ドット柄ソックス 1,100円/タビオ シアーな風合いで、足元にニュアンスづけ。ジャストサイズの靴とでも窮屈にならず、ローファーやパンプスなど、まじめなシューズに愛らしさを足せる。




「太ベルト」が効いてマニッシュに

ハット 88,000円/ステットソン(ステットソン ジャパン) 涼しげな白の天然素材で、ハットに季節感を投影。黒で輪郭を縁どり、ぼやけを軽減。希少なブンタールを細やかに編み立てた光沢感が魅力。




ロゴTよりも「鮮度が上がる」

〈右〉ナイロンバッグ 8,250円/HOLIDAY(ホリデイ/フラッグシップサロン オフィス)  〈左〉ロゴボストンバッグ(ストラップつき) 15,400円/パドゥダンス(アーバンリサーチ ストア ルクア大阪店)




「カジュアルにもキレイめにもハマる」

黒×白ミニバッグ 16,500円/Archivepke キャンバス地のカジュアルな風合いも、黒いアルファベットのポイントでクラシカルなイメージへ好転。アルファベットが小さなアクセント。




5.オシャレ好きたちが愛用する「白と黒」の名品

見た目も使い勝手のよさも。定番色の黒と白の中でも、ファッション好きな人たちが愛用しているアイテムは? 長年の思いがつまった一生モノから、あるとうれしい名脇役まで。人気スタイリストやディレクター、インフルエンサーまで、センスのいい人たちが愛用し続けている「とっておきの白黒」を聞き込み調査。



①Haruka Sugiura
インフルエンサー @sugihar518

人生の節目に寄り添う革小物」

1.JILSANDERの名刺入れは、新卒入社のタイミングで購入。ムダがそぎ落とされたボディと、女性らしいゴールドの刻印の組み合わせにひとめボレ。目にするたびに初心に戻れるアイテムです。 2.Jalan Sriwiivaの革靴はつま先にかけて細くなる形がスマート。ボトムを選ばないから、週3ではいてしまうほど活躍中」(杉浦さん)



②Hoco Tanaka
SLOBE IENA マネージャー/MD @mmmyymn

「ミニマムな女っぽさ」

「1.ふだんパンツ選びに悩みがちな小柄な体型にもぴったりなSLOBE IENAのスティックパンツ。このパンツに、白Tとサングラスを合わせるスタイルは夏の定番の組み合わせ。 2.肩やデコルテを大胆に見せるワンピースは、黒の中から選べばほどよくヘルシー。購入してからしばらくたった今でも、着るたびに高揚感が増します」(田中さん)



③Hazuki Obara
salondakota ディレクター @hazuki_obara

「単調を回避する分厚いフレーム

「つい集めてしまうギュパールのアイウェア。フランスの眼鏡が着想源のすこしクセのあるデザインで、顔の形にフィットするサイズ感がお気に入り。その日の気分やファッションに合わせてセレクトしていて、「なんだかもの足りないな」と感じるときの救世主的存在です。これからの季節はとくにサングラスが重宝しそう」(obaraさん)



④Masako Ijichi
革職人 @masako_urbanbobby

「こだわりぬいた自作ベルト

「ぴったりと合うサイズのベルトを探していたけれど、ないなら作ってしまおうとついに自主制作。生地選びや幅、長さなど、一から設計したベルトはまさに世界にひとつしかない一点モノ。スムースマットな質感の革に、ヴィンテージライクなバックルがどこかモードな印象で、ラフな装いのワンポイントになります」(伊地知さん)



⑤Hiromi Funabiki
ànukeディレクター @hiromi_funabiki

「シンプルを引き締める上質な黒

「ワードローブに欠かせない黒のバッグ。シンプルベーシックなものから、遊び心のあるミニバッグまで網羅しています。その中でも「The Row」の大容量のバッグは、機能性も十分ながら、どんな装いにもマッチする万能さ。メンズライクでマニッシュなスタイリングにとり入れると、どこか女性らしい抜けをつくれます」(船曳さん)



⑥Mizuka Hasegawa
Plage プレス @mizuka9912

「バッグの中も白黒がいい

1.自分の名前をカスタマイズしたJOGGOのお財布。使い込むほど肌になじみ、年々愛着が深まります。毎日目にするものは、意図せずともモノトーンしばりに。 2.Plageのshort topsは肌見せが多くなる夏のマストアイテム。女性らしい華奢なストラップに直線的なラインのインナーは、シアー素材のトップスとも相性抜群」(長谷川さん)



⑦Yuri Totsuka
CINCH プレス @yuri_tsk

「古着を理由に自在な遊び

「一期一会の出会いを大切にしているUSEDのロゴT。ふだんベーシックなボトムが多いぶん、ややインパクトがあるものを選びがち。車や人などのモチーフや派手なカラーが使われているキャッチーなデザインも、白黒ベースなら案外主張が強すぎない。INして着ることを見込んでL~XLのオーバーサイズから選ぶのが定番です」(戸塚さん)



⑧Midori Kamieda
フリーランスPR(@midori_ueeda)

ムードを自在に操れる3WAY

BRAND:Archivepke Series:Shell teen bag Type:3WAY BACKPACK

「コロンとした形のレザーリュックは、背負うほかに肩がけやハンドル持ちなど、さまざまなバリエーションで楽しめます。ミニマムなルックスで、リュックとして持ったときに幼くならないところもお気に入り。“モノトーンのミニ”が私的定番なので、こんなバッグは何個あっても困りません(笑)」(上枝さん)


⑨Ayaka Jigen
SELECT by BAYCREWSスタッフ(@aya.is__ap)

定番に逃げない思いきり

BRAND:JIL SANDER Series:GOJI BAMBOO Type:HANDBAG

「お店でとり扱っている多くのバッグの中でも、やっぱり好きなのがシンプルながらもデザイン性のあるJIL SANDER。いつもと違う雰囲気に挑戦したかったので思いきって明るい色を新調しました。エクリュカラーは装いを華やかにしてくれるので、夏にかけて出番が多くなりそう」(自見さん)



⑩Kaori Ijuin
インテリアスタイリスト/PR(@__k.ao____ri.)

「300日/1年の稼働率」

BRAND:OSOI Series:FOLDER BROT Type:SHOULDER BAG

「バッグは、服とのバランスを第一優先に考えて選んでいます。メリハリのついたスタイリングが好きなので、手持ちのバッグはミニかBIGか、黒か白かの両極端。OSOIのバッグはスクエアなのに愛嬌のあるシルエットと、収まりのよさが気に入りすぎて、1年のうち300日はこれを持ってます」(伊集院さん)



⑪Yukari Kishi
VASICプレス(@y________ri425)

「ニーズに寄り添う実力派」

BRAND:VASIC Series:Day-To Bucket Shoulder Tote Mini Type:SHOULDER BAG

「バッグは見た目以上の機能性、が条件の1つ。最近は荷物のミニマム化もめざしつつ、ランチボックスやウォーターボトルを持ち歩くので“Day-To”シリーズの、 Bucket Shoulder Tote Mini が絶妙なサイズ感。仕切りのある内ポケットつきで、とにかく使い勝手もいい。ナイロンバッグなのにキレイめな服にも合って重宝してます」(岸さん)