【迷ったらモノトーン】  着たい服がわからなくなったとき。色もデザインも抑制することで、新たに着たい服が見えてくることも多いと思います。迷いがバレずにさまになってしまうのも、シックな黒と白だから(樋口さん)  ☑シンプルな黒と白を同じ比率で組み合わせただけの明快さ。真逆の配色のインパクトを強めるべく、デザインは極力そぎ落とす。この2色に「足したいもの」として新しい服を考えるのも選択肢の1つ。

【甘くも辛くも見られたくないときのグレー】
「いい意味で印象が薄いグレー。そのつかみどころのなさは「テイストにしばられない」よさがあるともとれる。ごくシンプルな上下による、オシャレの小休憩もたまには必要」(樋口さん)

☑ワントーン=色をしぼるのも、シンプルに見せる手段の1つ。プレーンなニットとパンツのジェンダーレスな組み合わせは、グレーが持つ「とらわれない」特長とマッチ。ALL黒よりやさしいグレーを軸にすることでカラースニーカーとのコントラストも強くなりすぎない。